【銘柄分析】ペプシコ(PEP)の業績・増配率推移一覧
ペプシコ(PEP)の財務データを分析してみましたので、以下内容をサマリーします。
①P/L情報
売上高は600億ドル台で推移しており、また営業利益や純利益も過去5年間で安定しています。
②P/L比率分析
粗利は50%台、営業利益率は約10%台で安定推移しています。
食品関連銘柄は一度ブランドが確立されれば、その後は安定した収益が見込めるため、長期投資で保有するのに適しています。
③キャッシュフロー分析
キャッシュフローは毎期ガッチリと安定してキャッシュを創出しており、非常に安定感があります。
ライバル企業であるコカ・コーラと並んで高収益体質であることがグラフから読み取れます。
④1株当たり情報
EPS(1株当たり利益)及びDPS(1株あたり配当)は右肩上がりで推移しており、今後も安定して同社からの株主還元が期待できそうです。
配当性向にも余裕があることから、今後の増配にも期待大です。
⑤増配率推移
増配率は各年度においてバラツキがありますが、他の食品関連銘柄と比較すると増配率は総じて高い水準で推移しています。
⑥チャート
最後にチャート情報です。
基本的に右肩上がりのチャートを描いています。
ペプシコは余程のことがない限り、株価が急落するような局面はあまり訪れないため、コツコツと追加買い増しをしていくのが良いかもしれませんね。
総括
ペプシコは炭酸飲料水のペプシをはじめ、スナック菓子のフリトレーやドリトス、清涼飲料のトロピカーナなど、様々な製品ブランドを有しています。
先進国を中心とした健康志向の高まりを受けて、炭酸飲料水であるペプシコーラの市場も縮小を余儀なくされていますが、同社ではM&Aによる市場拡大や、炭酸飲料以外の成長分野へのシフトなどを既に実行しており、マーケットの環境変化に機動的に対応しています。
株主還元ではこれまで45年に亘り連続増配を実施しており、また増配率もライバル企業であるコカ・コーラと並んで高い水準であるため、長期投資で保有すれば非常に魅力的な銘柄であると言えます。