【銘柄分析】ドミニオン リソーシズ(D)の業績・増配率推移一覧
米国の電力会社であるドミニオン リソーシズ(D)の財務データを分析してみましたので、以下内容をサマリーします。
①P/L情報
売上高、営業利益、純利益ともに安定推移しています。
公益事業銘柄らしい安定した業績がグラフから読み取れます。
②P/L比率分析
粗利は40〜50%台、営業利益率は約30%前後で推移しています。
電力事業の割には高い利益率を有しており、また近年では利益率が増加傾向にあるため、意外にも高収益体質であると言えます。
③キャッシュフロー分析
一般的に電力会社では多大な設備投資がかかるために、ドミニオンも例外なくフリーキャッシュフローはマイナス続きとなっています。
④1株当たり情報
EPSおよびDPSは右肩上がりとなっており、増配余地は今のところまだ余裕がありそうです。
⑤増配率推移
増配率はここ数年では7〜8%台で推移しており、悪くない水準であると思います。
ちなみに同社は2017年から2020年まで、毎年10%の増配をするとアナウンスしており、私のようなインカムゲイン狙いの投資家には嬉しい限りです。
⑥チャート
最後にチャート情報です。
リーマンショック以降から株価は一貫して右肩上がりとなっておりますが、ここ最近は米国金利上昇による影響で、株価は急落しています。
これまで右肩上がりで株価が上昇してきただけに、現在の株安は投資妙味があると思います。
総括
ドミニオンはヴァージニア、ノースカロライナ、オハイオを中心に、14州で電力や天然ガス事業を手掛ける米国の公益事業銘柄です。
現時点での配当利回りは5%越え、連続増配年数9年、PERは13倍程度と、インカムゲイン目的であれば非常に魅力的な水準となっています。
米国の電力銘柄は他にもサザン(SO)やデューク・エナジー(DUK)などがありますが、私は増配率の高さに注目し、ドミニオンを保有しています。
公益事業銘柄は現在の金利上昇局面に弱いですが、コツコツ追加買い増しを実行してインカムゲインを増やすには最適なタイミングと言えるでしょう。