【PG】世界最強のマーケティング集団 プロクター&ギャンブルを新規購入
昨日P&Gを@87.70USDで25株新規購入しました。
P&Gと言えばファブリーズやジレット、アリエール、パンパース、SK-Ⅱなど幅広いブランドを有しており、私自身もファブリーズやジレットなどにはいつもお世話になっています。
消費者に馴染みのあるブランドばかりですので、不況局面でも一定の需要があることから、マーケットの下落局面に強い銘柄です。
ちなみにマーケットリスクが発生した際の値動きの強さを表すベータ値は「0.5」となっており、標準が「1.0」であることを考えると非常に安定性が高い銘柄であると言えます。
今後の増配率の改善に期待!
それでは各指標を見てみましょう。
2年チャートの株価推移を見ますと、ほぼ安定して右肩上がりとなっています。
しかし直近ではドル高の影響によるrevenueの減少や利益率の低下が影響し、一時的に株価が大きく下がる場面がいくつかありました。
配当利回りは直近で3.13%となっており、特に割安感はありませんが、一方で連続増配歴60年という優れたトラックレコードがあるため、これからも同社の配当利回りが3%くらいの水準であれば迷わず買い増します。
増配率の指標を見ますと、直近の増配率は1.5%と非常に物足りないものとなっています。
しかし最近の同社の営業利益率はブランドの選択と集中による見直しによって改善傾向が見受けられるため、今後の増配率の向上に寄与するのではないかと睨んでいます。
P&Gの強みは卓越したマーケティング力!
P&Gには「世界最強のマーケティング集団」という異名があります。
それは同社がこれまで生み出してきた数々のブランドが高く評価されてきたからであり、今では世界各国でP&Gの商品がスーパーやコンビニの陳列棚に置かれていることから、そのブランド力の強さがひときわ目立ちます。
そのためP&Gのマーケティング部門で働く社員たちは、世界中の企業からヘッドハンティングされる、というような逸話があります。
ちなみに日本で有名なテーマパークであるユニバーサルスタジオジャパン(USJ)を劇的なV字回復に導いた当時の執行役員は、元P&Gのマーケティング部出身です。
このようにP&Gの無形資産はなんといってもマーケティング力であり、さらにはそのマーケティング力を発揮する優秀な人材です。
私は基本的に企業に投資するときは、ブランド力や優秀な人材、低コスト体質、知名度、顧客ネットワーク、というような無形資産に注目しています。
コカコーラやIBMなどが良い例です。
そのため今回P&Gを購入したのは、いわば必然と言えるでしょう。