天楽のグローバル投資LIFE

海外ETFや投資信託を中心とした資産運用ブログ。自身の英語学習法についても配信しています。

私がバフェットの保有銘柄を参考にしない理由

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投資の神様と言えばウォーレン・バフェット氏ですが、先日そのバフェット氏が率いるバークシャーハザウェイがIBM株を一部売却した、との発表がありました。 

 

バフェット銘柄のIBMに投資妙味はあるか?

 

バフェットの投資法の主な特徴としては、

 

  • 消費者独占企業に投資する
  • 悪材料の出た優良株を割安なタイミングで購入する
  • インターネット系やハイテク産業などのサービスが分かりづらい人気銘柄には投資しない

 

などというような独自の投資ルールがありますが、その中でも3番目の項目に関しては、ハイテク産業に該当するIBMや、時代の最先端を行くアップルに投資するなど、これまでのバフェット流投資とは系統が違う部分も見受けられました。

 

バフェット氏がIBMやアップルにこれまで投資をしていたのは、これらの企業が長期的にリターンをもたらすと考えていたからに他なりません。

 

そのため多くの投資家は、バフェット銘柄としてIBMを自身のポートフォリオに加えたり、大規模な追加買い増しをしてIBMに集中投資をする、というようなことをしてきました。

 

しかしIBMと言えばここ最近の決算内容は不調でしたし、また今回のバークシャーハザウェイによるIBM株売却により、株価は急落中です。

 

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最近ご購入された投資家の中で、IBMに集中投資をしていた人は、この数週間での株価急落に驚かれたと思います。

 

ちなみに私自身は以前からIBMを保有しており、今回の株価下落に関わらず、今後も継続保有するつもりです。

 

理由としては現ポートフォリオのセクター分散が可能になることと、ハイテク産業の中でも配当利回りが高く、連続増配歴や自社株買いの実績を評価しているからです。

 

今回の決算内容の悪さと、バークシャーのIBM株売却を受けて、バリュエーション的にも投資妙味はアリだと私は考えています。

  

 

バフェット流投資は参考になるが、バフェット保有銘柄は参考にしない理由

 

実はこれまで私自身は、バフェット流投資を少なからず参考にしながら、自身のポートフォリオに組み入れてきました。

 

例えばバフェット氏が現在も保有しているコカ・コーラがそうです。

 

コカ・コーラはバフェット氏が主張する消費者独占企業であるのと、生活に密着した商品を提供していること、強いブランド力やコーラの原液製法などの無形資産があること、などの理由により私はコカ・コーラを保有しています。

 

しかしそれ以外のバフェット氏が保有している銘柄については、実は私はあまり調べたことがありません。

 

他のブロガーさんのブログを読んで、

 

「バフェットがアップルを購入した!」

 

「バフェットがP&Gを売却したみたい」

 

というような情報を仕入れているだけです。

 

なぜ私がこのようなスタンスでいるかと言えば、自分で納得した上で銘柄を購入したいからです。

 

 

「よく分かんないからバフェットの保有銘柄を買っておけば正解だろう!」

 

「これで暴落が来てもバフェットが保有してる限り安心だね!」

 

本当にそうなんでしょうか??

 

いくらバフェットと言えども、投資した銘柄に重要な疑義が生じたり、当初の想定していたシナリオに狂いが生じれば、売却をすることは十分あり得ます。

 

今回のIBM株の売却がまさにそうです。

 

逆に暴落が来た場合で、バフェットが バイアンドホールドをしていても、自分自身は恐怖心に打ち勝てず、しまいには投げ売りをしてしまうことも十分あり得ます。

 

特にバフェットの投資哲学を十分に理解しないでパクリ投資をしている人は要注意です。

 

自分のポートフォリオは、自分自身で責任持って考えて作ることに投資の醍醐味があることを忘れてはいけません。