米国株保有銘柄の増配率一覧と今後の個別株投資戦略について
私の投資方針の基本は米国高配当銘柄への投資ですが、投資をする上で配当利回りや配当性向など、いくつか参考にしている指標があります。
保有銘柄に関する配当指標一覧の整理
私のようなインカムゲイン投資を重視する投資家であれば、下記のような配当に関連する指標を分析して、投資判断を下していることと思われます。
- 配当利回り
- 配当性向
- DPS(1株あたり配当金)
- 連続増配年数
- 配当成長率(増配率)
など、さまざまな分析指標がありますが、私は上記の指標を中心に銘柄選定をし、バイ・アンド・ホールドしています。
さて、今回は現時点での私の保有銘柄の状況を、配当指標という観点から整理してみたいと思います。
<2017年10月時点 私の保有銘柄配当指標一覧>
直近ではアルトリアや AT&T、ゼネラル・ミルズなどの不振により、株価下落とともに配当利回りはだいぶ上昇しました。
特に AT&Tは配当利回り5.77%ですから、追加買い増しをしたくて仕方ありませんね。
一方増配率で見ますと、P&Gや AT&Tは2〜3%台とイマイチな感じですね。
しかしP&Gの場合は、これまでの連続増配年数61年という偉大な実績が評価に値しますし、AT&Tは米国株を代表する高配当利回り銘柄なので、こちらもバイ・アンド・ホールドです。
ゼネラル・ミルズに関しては増配率も微妙ですが、過去110年以上にわたり配当を一度も減配することなく、株主に還元してきた姿勢は非常に評価できます。
増配率の低さはテクノロジー銘柄でカバー!
このようにP&Gや AT&T、ゼネラル・ミルズだけですと、増配率がイマイチなため、ポートフォリオの配当成長が期待できません。
そのため、私の場合はフリーキャッシュが潤沢で、かつ株主還元に積極的なテクノロジー銘柄から、IBMとシスコシステムズを組み入れています。
IBMの直近増配率は7.1%、シスコシステムズは11.5%と高めであり、また配当利回りも悪くないため、今年はこの2銘柄を新規でポートフォリオに組み入れました。
このほかにもファイザーやコカ・コーラも増配率という点では、良いアシストをしてくれています。
インカムゲイン投資は利回りや増配率など様々な要素を組み合わせて、オリジナルポートフォリオを作ろう!
同じインカムゲイン投資でも、人によって配当利回りを重視したり、増配率をメインに考慮したりと、やり方は様々です。
基本的にどんなやり方でも、自分の好きなようにポートフォリオを作れば良いと思いますが、私自身は配当指標を色々組み合わせて、全体的にバランスの取れたポートフォリオにするのが好きです。
単純に配当利回りのみを重視するなら、PFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)のような、高配当ETFを保有するのも良いでしょう。
また増配率のみを重視するなら、個別株ではボーイング(直近増配率30.3%)などは候補に上がるでしょう。
あるいは私のように、利回りが高い銘柄、増配率の高い銘柄、などを組み合わせてポートフォリオを作るのも面白いですね。
まるで自分好みの具材を入れて、オリジナルなお好み焼きを作るような楽しさが、インカムゲイン投資にはあります。
今後のインカムゲイン戦略について
今後は、高配当ADR銘柄から一つ、増配率の高い銘柄から一つ、さらに新規購入したいと考えています。
具体的にはまだ決まっていませんが、今のところ高配当銘柄の候補はグラクソスミスクライン、ブリティッシュアメリカンタバコを想定しています。