【LVS】世界最大の統合型カジノリゾート企業ラスベガス・サンズ 投資でも一攫千金なるか!?
最近は日本でもカジノ法案を巡り、さまざまな意見が飛び交っていますが、今回は世界最大のカジノ施設を手掛ける、ラスベガス・サンズを紹介します。
ラスベガス・サンズは世界最大の統合型カジノリゾート企業
余程のカジノ通でない限り、ラスベガス・サンズという企業を知る人はほとんどいないでしょう。
ラスベガス・サンズはカジノリゾートを経営する世界最大の企業であり、シンガポールの「マリーナ・ベイサンズ」やマカオの「ザ・ベネチアン・マカオ」など、観光客に大人気のラグジュアリーホテルの運営も手掛けています。
実は私も以前、シンガポールのマリーナ・ベイサンズに宿泊しましたが、屋上の天空プールは非常に開放的で快適でした。
ラスベガス・サンズの直近の業績チェック!
①PL
(参照:ラスベガス・サンズIR資料 )
前回2Q決算では、売上高・純利益はそれぞれ対前年比18.6%増、61.9%増と好調でした。
これに伴い、調整後EPSも対前年比37.7%と躍進しています。
②地域別EBITDA
(参照:ラスベガス・サンズIR資料 )
地域別EBITDAを見ますと、マカオとシンガポールが大半を占めています。
やはりカジノのメジャースポットとして、マカオ、シンガポール、そして本家のアメリカが中心です。
③株主還元策
(参照:ラスベガス・サンズIR資料 )
過去5年間の株主還元の推移を見ますと、DPS(1株あたり配当金)は順調に増加しております。
一方自社株買いは2013年から2015年までは行われていましたが、年度によって実施されない時もあるようです。
④配当情報(2017年10月時点)
直近の配当利回りは4.66%と高配当ですが、配当性向は107.4%となっており、今後の配当政策には少し疑問を感じます。
⑤チャート
長引く業績低迷から、株価は右肩下がりのトレンドでいましたが、2015年を機に株価は復活トレンドにあります。
総括
カジノなら一攫千金は狙えるかもしれませんが、ラスベガス・サンズに投資して一攫千金は厳しいかと思われます。
ただ個人的には面白い企業だと思いますし、実際にマリーナ・ベイサンズに宿泊した私としては、今後の同社の展開には期待したいところです。
いつか米国株の配当金だけで、ベネチアン・マカオにでも宿泊して、カジノ三昧やってみたいですね。