【BTI】世界最大のタバコ銘柄 ブリティッシュ・アメリカン・タバコを新規購入
以前から購入を検討していたブリティッシュ・アメリカン・タバコを$65.80で34株購入しました。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの基本情報
ブリティッシュ・アメリカンとは英国のタバコ会社であり、ラッキーストライクやダンヒル、ケントなどの有名ブランドを製造・販売しています。
またブリティッシュ・アメリカンと言えば、最近では米国のタバコ会社であるレイノルズを買収し、米国事業を手中に収めたことで、現在では西ヨーロッパから東ヨーロッパ、アジア、米国の4つの地域に亘りビジネスを展開しています。
日本でも同社は加熱式たばこである「グロー」を2017年10月から全国販売し、徐々に知名度を上げてきています。
チャート
さて、そんなブリティッシュ・アメリカンの近年のチャートを見ますと、株価はここ数年で安定した右肩上がりの展開となっています。
今年は米国FDAによるニコチン規制アナウンスの影響で、米国で事業を展開するライバル企業のアルトリア・グループは株価を大きく下げましたが、ブリティッシュ・アメリカンはほぼ無傷という結果になりました。
主要財務指標(2017/12/15時点)
- PER: 21.58
- EPS: 3.02
- 配当利回り: 3.37%
- 配当性向: 63.0%
- β値: 0.85
- 連続増配年数: 18年
- 5年増配率: 6.0%
- 配当支払月: 2.5.8.11月(2018年から)
主要財務指標だけを見れば、可もなく不可もない水準と言えます。
ちなみにブリティッシュ・アメリカンは英国のADR銘柄であるため、現地でかかる源泉税はゼロとなり、税金面で有利に働きます。
ブリティッシュ・アメリカンを購入した3つの理由
ここまで同社の情報について簡単に紹介してきましたが、そもそも私がブリティッシュ・アメリカンを購入した理由は以下の通りです。
①収益力の高さとフリーキャッシュを稼ぐ力
これが一番大きい理由ですね。
一般にタバコ業界は事実上寡占市場なため、政府の規制により新規参入が難しい状態にあること、また追加の設備投資などがほとんど不要なビジネスモデルであることから、フリーキャッシュフローが良好になりやすいこと、などがメリットとして挙げられます。
②新興国市場での成長性に期待
タバコ業界のリスクは、近年先進国を中心とした健康志向の高まりによる、タバコ離れです。
実際喫煙者の人口は、先進国を中心として右肩下がりとなっており、これがタバコ会社における収益ダウンの原因にもなっていますが、一方で新興国市場においては未だにタバコに対する需要があります。
今後新興国市場で人口が増え、国民の可処分所得が増え続ければ、嗜好品であるタバコの需要も増えると思われ、当面は成長の余地ありと判断しました。
③英国ADR銘柄であること
先ほどチラッと記載しましたが、ブリティッシュ・アメリカンは英国のADR銘柄であることから、米国株投資家にとって大敵である海外現地税がかからないのは非常にメリットがあります。
他のADR銘柄に関しては、こちらの記事をご参照ください↓↓↓
今回のブリティッシュ・アメリカンの購入をもって、年内の米国株取引は一旦終了です。
来年以降、株価が急落する局面があれば、積極的に同社の追加買い増しをしていきます。