利根川幸雄から学ぶ世間の厳しさとお金の尊さ
私は普段漫画を読まない人間なのですが、唯一私の人生の中でどハマりしたのが「カイジ」という漫画です。
毎日フリーターをしながらギャンブルをするだけの自堕落な人生を送っている主人公カイジが、命懸けのギャンブルに挑んで人生を変えようとするストーリーとなっています。
私は同作品の中で主人公ではない「利根川幸雄」という悪役のセリフを気に入っており、残酷ではあるものの、非常に世の中の本質を突いた発言に感心しています。
利根川幸雄の世間の本質をついた名言集
おまえらのように継続した努力ができぬ輩は本来大金なんて夢のまた夢。それでも手に入れたい、どうしても(2,000万を)手に入れたいとなったらこれはもう命を張る以外ないっ!
想像してみろ。何も築いてこなかったおまえらに、どこまで想像が届くかわからぬが想像してみろ。いわゆるレールの上を行く男たちの人生を。お前らのようにボォーっとしちゃいないぞ。そんな生活を10年余つづけて気がつけばもう若くない。30台半ば40、そういう歳になってやっと蓄えられる預金高が1千2千万という金なんだ 。世間一般の道、つまり命を薄めて手に入れる場合はこれだけのことをしなければならない
好む好まざるにかかわらず、人は金を得るために、その時間、人生の多くを使っている。いいかえれば自分の存在、命を削っている。存在そのものを「金」に変えているんだ。つまり、人は皆、サラリーマンも、役人も命がけで金を得ている。気がついてないだけだ。極端に薄まってるから、その本質を多くのものが見失ってるだけ
世間というものはお前らの命、人生のことなどまるで知ったことじゃない。興味があるのはおまえらの金。お前らからいくら搾り取れるか。それだけだ
(「賭博黙示録 カイジ」より抜粋)
自分も普段はサラリーマンをしていますが、毎日乗りたくもない満員電車に乗り、会社ではウマの合わない上司や同僚と付き合い、長い時間会社に拘束されて、帰宅すればクタクタ。
そんな毎日を過ごしてやっとのことで給料やボーナスが貰え、そのお金で投資ができる。
この利根川幸雄の発言集からは目を背けるわけにはいきませんね。
金は命より重い!
金はな、命より重いんだっ! 世間の大人どもが本当のことを言わないならオレが言ってやるっ。金は命より重い。そこの認識をごまかす輩は生涯地を這う!
極め付けはやはりこのセリフでしょう。
そうです。金は命より重いんです。
上記の発言集にもありましたが、毎日お金を稼ぐために役人も、教師も、サラリーマンも、皆命を懸けて働いているのです。
中には私のようなダメリーマンもいますが、そんな私も毎日様々なストレスと戦いながら、会社から金を得ています。
世間のサラリーマンは皆、朝から晩まで働き、汗水や涙を流しながら懸命にしがみつき、やっとのことでお金を得ている。
そうやって身を粉にし、命を削る思いでお金を得るのがこの世の仕組み。
そう、だからお金は稼いだぶんだけ散財していいわけないのです。
命を賭して稼いだお金は、大切に増やしていかなければならないのです。
そして増やしたお金でようやく自由というものが実現できるわけです。
お金を軽視して使いまくってると、いつか身を滅ぼしますよ。